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お勧めキャンプ場


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お勧めキャンプ場

● vol.005 旭アクティビティパーク

ロケーションは最高


キャンプ場の印象で大きなインパクトを持つのは、やはりロケーションである。多少アクセスが悪かろうが、施設が貧弱だろうが、ドーンと圧倒されるようなロケーションに出迎えられると、些細な不満などは簡単に吹き飛んでしまう。そういった意味で海、湖、河などに面したキャンプ場は評判がいい。キャンプ場そのものの“つくり”に関わらず、とにかく目の前に水辺が展開していれば、まず最低限のロケーションは確保されるからだ。
旭アクティビティパーク(山口県)は、水辺ではないものの、その圧倒されるようなロケーションを確保した素晴らしいキャンプ場である。山のてっぺんにあるのだから、眺望が悪かろうわけはない。朝晩は周囲の山並みが遠近によって美しい濃淡で染め上げられ、さながら水墨画の世界。雲海の隙間から下界を見おろす仙人にでもなった気分でキャンプが楽しめる。

管理人さんの歓待に感激


旭アクティビティパークを訪れたのは、ゴールデンウィークが始まる前のウィークディ。この時期、キャンプ計画はGWに集中するだろうから、その直前のウィークデイならば空いているだろうと、まさに飛び込み訪問。案の定、ほかの泊まり客の姿は見当たらない。こちらはキャンピングカーに夫婦2人と犬1匹という典型的な“ふたりのくるま旅”スタイル。この日も立ち寄り湯でくつろいだ午後を過ごしたあと、行き当たりばったりで近くのキャンプ場にわたりを付けるというルーズな旅行の途中であった。

旭アクティビティパークがあるのは、山口県阿武郡旭村。萩、津和野、秋吉台という名だたる観光地をひかえた絶好の立地条件を備えた場所にある。このキャンプ場の特徴は何といっても、前述したロケーションの良さだが、もちろん売りはそれだけではない。なんとレーシングカートコースが併設されているのだ。「旭アクティビティパーク」という“行動的”なネーミングもおそらくそこから生まれてきたのだろう。

キャンプ場は、そのレーシングカート場を眺め下ろす感じで、山の斜面にサイトを広げている。トレーラーハウスのサイト、コテージのサイトと続き、その先を登っていくと次々とテントサイトが表れてくる。らせん階段を登るような形で“下界”がだんだん遠ざかっていく。一番上がパノラマサイト。ここが絶景だ。着いた当日は見事な晴天。しかも夕暮れの残光が周囲の山並みを黄金色に染め上げ、それはまぁゴージャスなパノラマを堪能することになった。

その夕景を眺めながら、小さなテーブルを出してビールを飲んでいた我々に管理人さんが近づいてきて、「採れたばかりのタケノコの煮付けを召し上がりませんか?」とプレゼント。さらに近くに湧くというおいしい清水もペットボトルに入れて差し入れ。広いキャンプ場にたった1組ばかりでは淋しかろう…という配慮なのだろう。そのあと陽が落ちるまで、中国地方のキャンプ場の動向、最近のキャンパーの気質などに関する面白い話題をいろいろ聞かせてもらう。キャンプ場の印象は管理人の応対やキャラクターなどにもずいぶん左右されてしまうものだが、ここの管理を行っていた原田さんは、親切で気配り名人の上に陽気できさく。繁忙期の忙しさから解放されていたせいか、こちらのつまらない雑談などにも精いっぱい付き合ってくださった。予約客のいない日はキャンプ場を閉めて自宅に帰るということだったが、この日は飛び込みの我々1組だけのために、わざわざ管理棟で宿泊。朝も「これからちょっと家に帰りますが、気を付けてお帰りください」と礼儀正しく挨拶に来られた。混雑したハイシーズンでないという事情もあろうが、その気配りの細やかさに感謝感激。

食材/風呂など


食材は、国道9号沿いに「まるき」「新鮮市場」など多数。キャンプ場からクルマで15分。クルマで10分の道の駅「あさひ」でも地元の新鮮な野菜などが手に入る。お風呂なら、地元の人たちが利用する「ふれあい館」が近い(クルマで15〜20分)。ご老人の利用率が高いせいか、若干お湯が熱めなのが特徴。しかし湯上がりの壮快感は抜群。小高い丘の上にあるせいで、浴室からの展望も良い。料金が100円というのも魅力的だ。もっともキャンプ場のパノラマサイトにも展望抜群のジャグジーがあるので、ゆったり気分を満喫するなら、こちらもお薦め。

迫力満点のレーシングカート


併設されている「ナチュラサーキット」では、レーシングカートのレンタルも行っている。レンタル走行料は3周1,050円、10分間2,550円。長袖、長ズボン、運動靴着用が義務づけられているが、それさえクリアしていれば、誰でも体験できる。普通免許なども必要なし。ただし身長150pをクリアしていなければならないので、小学校の高学年ぐらいから走行可能と思えばいいかも。

レーシングカートというのは絶対スピードこそそこそこに抑えられているものの、車高が低く、目一杯横Gは受けるし、風防もないために体感スピードは相当なもの。「F1感覚」という言葉も決して大げさではない。爽快といえば爽快だが、そのスピードに慣れるまではかなり神経をすり減らす。そして慣れてしまえば病みつきになる。

注意!


パノラマサイトには、展望のためのブリッジが設けられているが、ここの高さが2,095mm。高さが3mに達するキャンピングカーの場合は要注意だ。現に、そのブリッジの下をうっかり通ったため、ルーフに積んだトップボックスの蓋を擦ってしまった。高さが3mになるクルマでパノラマサイトを使う場合は、ブリッジを通らずに、進入路を戻った方がいいということをつけ加えておきたい。
名称
旭アクティビティパーク
住所
山口県阿武郡旭村佐々並小木原
電話
0838-56-0390
利用期間
通年(11月〜3月火曜定休)
サイト
オートキャンプ34区画(10×10m・芝生)AC電源(20A)流し台付き 常設トレーラーハウス8台、キャビン5棟
利用料金
入村料大人500円、小人(3歳〜中学生)300円、1区画3,000円、トレーラーハウス1泊10,000円、キャビン1泊5,000円
施設
管理棟、水洗トイレ、車イス用トイレ、炊事場、ランドリー、温水シャワー(24時間 5分10円)、ジャグジーバス(15:00〜22:00 無料 要水着)、売店、自動販売機、ミニアスレチック、農園、レーシングカートコース、ラジコンコース、バーベキューハウス
禁止事項
花火、直火(炉などを使えば可)、発電機、カラオケ
ゴミ
原則持ち帰り
チェックイン
14:00
チェックアウト
11:00
管理体制
管理人24時間常駐  管理者 (株)旭開発
ACCESS
中国自動車道・山口ICから国道262号線を津和野方面へ。国道9号に突き当たったら右折し、津和野方面へ向かう。木戸山トンネルの手前で案内板に従い左折。国道262号で2.7km走った右側。