お勧めキャンプ場
● vol.012 塩原グリーンビレッジ

本格的な温泉が魅力
場内にお風呂を持っているというキャンプ場は、近年かなり増えている。しかし100%の天然温泉というふうに限定してくると、その数は全国でも数えるほどしかない。栃木県・那須塩原市にある「塩原グリーンビレッジ」は、その天然温泉を看板にできる数少ないキャンプ場のひとつだ。なにしろ、ここには湧かしたり循環させたりしていない、100%かけ流しの温泉が1時間に20トンも湧き出ているというのだから、一般の温泉センターもちょっとびっくり。泉質は「ナトリウム・カルシウム・塩化物・炭酸水素・硫酸塩」泉で、神経痛、冷え症、アトピー、動脈硬化などに効能があるという。
ここの温泉施設は、一般客も入れる「<開運>福の湯」と、キャンプ場利用者だけが入れる「野天風呂」に分かれている。
<開運>福の湯は、入口近くの管理棟内にあり、立ち寄り湯として利用する一般客も結構多い。一般客の利用料金は700円(小学生まで400円)だが、キャンプ場宿泊者の場合は平日が無料。土曜日とキャンプ場が指定するハイシーズンの特定日でも、半額の350円(小学生まで200円)で入浴できる。
野天風呂はキャンプ場のゲート内にあり、キャンプ場利用者だけに解放されている。こちらは、先着10組までは無料貸し切り(当日現地で要予約)となる。女性用の野天風呂にはバラの花を浮かべるサービスも行われており、これが情勢からはきわめて評判が良い。
<開運>福の湯、野天風呂ともキャンプ場に付設された入浴施設としては相当本格的で立派なもの。特に<開運>福の湯には、屋内大浴場のほかに野天風呂、泡風呂、サウナ、休憩室、食堂などが整っており、最近増えてきた「立ち寄り温泉センター」並みのサービスが受けられる。
一方キャンプ場内にある野天風呂からは、緑に囲まれた山の景色が楽しめるようになっており、野趣に富んだ秘湯の雰囲気が味わえる。
レポーターは、実はよくこのキャンプ場を個人的に利用しているのだが、昼間は野天風呂に入りながら山の景色を楽しみ、夜は福の湯に入った後で、食堂で湯上がりのビールを楽しむという使い方をしている。
売店には食材も豊富に用意されているので、手ぶらで来ても食事の心配のないキャンプ場だが、なんといっても“ものぐさキャンパー”にうれしいのは、食堂の存在だ。定番のバーベキュー、各種丼物、ラーメン、カレー、うどん、そばなどのほか餃子、焼き鳥、煮込み、冷や奴などのツマミ類も豊富で、味もなかなか。しかも安い。
レポーターも、最初のうちは食材を買い込んで、サイトで調理していたが、ここで泊まるときは朝晩食堂を利用している。おかげで食器洗いの手間も省けるし、ゴミも出ない。
食堂が禁煙であることはいいことだが、なかには愛煙家もいるだろうから、食堂の手前にある喫煙スペースに、小さなテーブルでもひとつ置いて、煙草を吸いながらビールでも飲めるようなコーナーもつくってほしいと思う。
夜になって来ても泊まれるRVパーク
ここは、また愛犬家にとって(当然犬にとっても)居心地の良いキャンプ場である。敷地内の山裾には犬用のトレッキングコースがあり、なんと犬専用の温泉(ワンdaふろ)まで整っている。
「ワンdaふろ」の利用料金は、キャンプ場宿泊者の場合は10分につき350円。浴槽も犬が安心して湯に浸かれるような形状になっており、トリミングルームにはドライヤー、タオルまで備わっている。

なお、キャンピングカーユーザーにとってありがたいシステムのひとつとして、駐車場だけを借りて泊まれる「RVパーク」というシステムが用意されている。キャンプ場の中にまで入らず、その手前の駐車場で宿泊するわけだが、18:00以降のチェックイン(アウト9:00)を受け付けてくれるので、夜になってから現地に着いても安心。料金は1泊車525円&1人525円だが、<開運>福の湯の入浴券がついてくるので、温泉センターなどの駐車場に泊まるよりも安いという考え方もできる。ただし、当然のことながら電源はなし。
「RVパーク」として供用される場所は、夜間ゲートを閉鎖するキャンプ場内のように外部から不審者が入り込まないように守られている敷地内なので、「道の駅」で泊まるよりもセキュリティ面で安心できる。
とにかくAC電源、ダンプスーションも完備して、キャンピングカーにとっては使いやすいキャンプ場である。
最後に泊まったのは昨年の12月12日。木枯らしが舞う「冬本番」という1日で、テントキャンパーは2組ほどだったが、キャンピングカー族は元気で、クレソン・ジュニア、エポックμ、アドバンス、アスリートなどのユーザーが思い思いのキャンプを楽しんでいた。
- 住所
- 栃木県那須塩原市塩原1230
- 電話
- 0287-32-2751
- 利用期間
- 通年(年末年始も営業)
- サイト
- オートキャンプサイト150区画(7×8m・微砂利)うち120区画にAC電源15A付き ●テントキャンプ専用サイト10張り(5×6m・微砂利) ●バイク専用サイト10台分(3×3m)
- 宿泊施設
- バンガローから、コテージ、トレーラーハウスに至るまで11種類の宿泊施設あり
- 利用料金
- ●管理費(中学生以上1,050円/3歳〜小学生525円) ●サイトの基本料金 @キャンプ場指定日=7/16・17・23・30 8/12〜20 8/27 9/17・18・23・24 10/8・9は4,725円 Aシーズン土曜日および7/24〜8/12のうち@を除く日は3,150円 Bその他1,050円 ※AC電源(1泊1本)1,050円
- 施設
- 管理棟、売店、水洗トイレ、温泉(大浴場、泡風呂、サウナ、野天風呂等7:00〜21:00)、共同炊事場(給湯)、野外炉、洗面所、ランドリー、ダンプステーション、食堂、テニスコート、遊具、ちびっこ釣り堀、カラオケ用キャビン、ペット用温泉他
- 禁止事項
- 打ち上げ花火、直火、発電機、サイトでのカラオケ
- チェックイン
- 13:00
- チェックアウト
- 12:00
- アクセス
- 東北道・西那須塩原インターより国道400号を塩原方面へ。道なりに進み、箒(ほうき)川沿いの渓谷を走ってゼネラルGS先のトンネルを越えると左側に入口。インターから14km。

