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■ 池田健一エッセー ■


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■ 作者プロフィール ■

  
      池田健一
   (いけだけんいち)

昭和25年長崎生まれ。大学卒業後、いすゞ系会社の特装車両を手掛け、その後整備士、板金などの職歴を経て、現在長崎でキャンピングカー製作を手掛ける。ウッドを多用したナチュラルな内装を特徴としたフィールドシリーズが評判となる。趣味はスキンダイビング、トランペット、リズム&ブルースなど。文明批評と豊かな詩情を織りまぜた独特のエッセイを自作のホームページに掲載して、アクセスユーザーからの注目を集めている。

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Outdoorエッセー「答えは風の中」 池田健一(カスタムプロ ホワイト)

● vol.005 テーマパークは人を鍛える

変なことから行くはめになったユニバーサルスタジオ。

私は人の多いところ、高い入場料…これは駄目。何より列をつくっての順番待ち。これは大の苦手。そんなところへ「お父さん、これが修行よ。あなたはキャンプやアウトドア以外、子供の運動会にもまともに行っていないでしょ」

そんな妻の声に、ああ、そうか、すいません。この修行を乗り越えないと未来が来ないのか…頑張るぞ!

そんなわけで究極の試練の報告を。

8月の信じられないくらいの暑さ、お日さまの下、並んだ、並んだ。先の見えない永遠の行列。

灼熱の炎天下、押し寄せる人の波、まさしく孤独の修行僧。最高2時間の順番待ちの行列に耐え、六つぐらいのスタジオをまわりました。

行列の行進が5時間。各スタジオのアトラクションの体感が六つで50分くらい。ほとんどが太陽の下での長時間、沈黙のウォーキング。彼らはまさしくその辺のキャンパーよりもはるかにアウトドアマン。キャンプ場で見かける人はユニバーサルの彼らに比べて、

暑い、虫がいる、果てはトイレが、水場が遠い……怠慢で軟弱。

ユニバーサルは教えてくれますよ。何かを我慢しないと本当に楽しめないことを。

そうそう、ちなみにスタジオでのマイファミリーの一番人気は、ジュラシックパーク。2番はターミネーター。3番バックドラフトでした。

当方も長い行列とアメリカのケタはずれのエンターティメントの落差で充分楽しめました。私の一番のお勧めは、西部劇にでてきそうな古びた町並みのセットでした。

修行から帰ってくると、やはりキャンプ風景にあこがれます。森の中の木陰でぼーっと本を読んだり、海辺のキャンプ場で貝や魚をとってのんびり食事したり…。ゆったり止まっているような時間、いいですよね、オートキャンプ。

私はほとんど夏にはキャンプに行きません。夏以外が私のキャンプシーンです。さぁ、今からですよ。