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■ 池田健一エッセー ■


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■ 作者プロフィール ■

  
      池田健一
   (いけだけんいち)

昭和25年長崎生まれ。大学卒業後、いすゞ系会社の特装車両を手掛け、その後整備士、板金などの職歴を経て、現在長崎でキャンピングカー製作を手掛ける。ウッドを多用したナチュラルな内装を特徴としたフィールドシリーズが評判となる。趣味はスキンダイビング、トランペット、リズム&ブルースなど。文明批評と豊かな詩情を織りまぜた独特のエッセイを自作のホームページに掲載して、アクセスユーザーからの注目を集めている。

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Outdoorエッセー「答えは風の中」 池田健一(カスタムプロ ホワイト)

● vol.006 いけだ流天ぷらの極意

アメリカンスクールの小学生、トムとモニカ。私の手のひらの倍のステーキを、なんと、バーベキューの後でペロっとたいらげる。何年か前、青い目のファミリーと海辺のキャンプに行ったときのこと。う〜ん。まいった。彼らはまさしく肉食獣。そうだ! 青い目のクルーズファミリーがライオンなら、我々池田一家は、やぎ。

ファミリーは我々一家より、アウトドアの動作もダイナミック。服装もきまっている。小さい時から、だだっ広いマイホームのガーデンで、何かにつけてアウトドアパーティ。やぎさんは、ライオンの中では圧倒されるだけ。悔しいけれど…このやろう。

でも、うただひかるはホイットニーを超えられませんが、ホイットニーは都はるみを超えられません。アメリカのコピーはとても無理。どんな努力しても食後にグローブみたいな牛のかたまりは、胃袋に収めきれません。でも日本人には、メイドインジャパンのアウトドアスタイルが、きっとあるはず。連載の中で思いついたこと、池田流様式を、参考になればと伝えます。

今年の暑さはまさに地獄。一転してここちよい秋風。今からですよ、オートキャンプは。一度試してください。秋のそよ風の中で「天ぷら」。食材は何でもいい。新鮮であれば、サツマイモもイワシ、アジ、秋ナス、たまねぎ、シイタケ。秋は旬の食材の宝庫。ころもを付けて、高温で、短時間でからっと揚げる。できたら、すぐ食べる。コツは「揚げたら食べる」。ロケーションは野外。バーナーは、高火力の2500キロカロリー以上。天ぷら鍋は油がむだにならないように、底辺が絞ってある鍋がいいです(図のとおり)。ホームセンターで1,000円以下で売っています。

それとバーナーもテーブルも、子供さんがおられて、油をこぼしたら大変だから、しっかりとしたフラットな地面に設置してください。

家で天ぷらを食べるときは、キッチンで揚げて、テーブルの上に運んで食べるので、専門の天ぷら料理店みたいに揚げたらすぐ食べられませんが、アウトドアでは、この醍醐味が、なんと海辺や、森や、青空の下で楽しめます。

天ぷらオイルの残りは、油を固める容器も売っていますが、私たちは焚き火に燃やして帰ります。一度「野外天ぷら専門店」を開いてみませんか? アメリカのファミリーにもヘルシーで、ナイステースト。受けました。ちなみに「おいしい」という英語は「ヤンミー!」っていうそうです。クルーズ一家に教えてもらいました。「オー、ヤンミー、テンプラ!」

※「ヤンミー」は、yah meal(イエス・食事)を意味するオクラホマ州の若い世代が使うスラング(俗語)だそうです。