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■ 池田健一エッセー ■


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■ 作者プロフィール ■

  
      池田健一
   (いけだけんいち)

昭和25年長崎生まれ。大学卒業後、いすゞ系会社の特装車両を手掛け、その後整備士、板金などの職歴を経て、現在長崎でキャンピングカー製作を手掛ける。ウッドを多用したナチュラルな内装を特徴としたフィールドシリーズが評判となる。趣味はスキンダイビング、トランペット、リズム&ブルースなど。文明批評と豊かな詩情を織りまぜた独特のエッセイを自作のホームページに掲載して、アクセスユーザーからの注目を集めている。

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Outdoorエッセー「答えは風の中」 池田健一(カスタムプロ ホワイト)

● vol.014 おちいし注意

先日、愛しの娘(中1)とドライブ中、ふいに見かけた「落石注意」の標識。

「おちいし、ちゅういだよ、お父さん!」
「アホッ! あれはラクセキだよ」

しかし、どうやってラクセキ、注意するの? スピード出して一気にいくのか、または上を見ながら注意深くいくのか…。「おちいし」から、二人で変な話に。

自慢じゃないが、お父さんだって、大分県はダイフン県と中2まで言ってたぞ。
アハッ、関係ないか。

ところで、高速道路で「イノシシ出没注意」とか「タヌキに注意」とかよくあります。これもどうやって注意したらいいのか、わかりません。ホントに注意させたいのなら制限速度10kmや20km落としてと標識に出して、この区間はロケーションでも見ながらゆっくり走る、そうありたいのですが、多分イノシシさんやタヌキさんの事よりも、自分の事、車の事がメインじゃないだろうかと、ふと思いました。

日本、車文明急速に進みましたね。そこで、どこか忘れてる。道路は人間だけのものじゃない。地球だって、大地だって、海だって、川だって、昔からイノシシやタヌキやサルや魚や、全ての生物と共有してきたもの。もともと大地なんて、共有する生き物の声、無視して、お金で売り買いする方がおかしい。そう思いますが、変かな? でも、これだと国は成り立ちませんよね。文明も文化も進みません。まあ、仕方ないか。

ところで前回の「father sky.mother earth」のインディアンの首長シアトルさんが、自分の住みなれた大地、白人に侵略されて、居留地へ移るにあたって、アメリカ大統領に宛てた手紙です。

シアトルは書いています。

「大地に鉄のかたまりの機関車が走るよりも、バッファローがかけぬける風景が好き。道路よりも広場よりも、四季折々の花が咲きみだれる草原に、小鳥のさえずる樹木の方が好き。なぜ大地をお金で取り引きするんですか。私には、どう考えてもわかりません。もしあなた方が、この私達の住み続けてきた大地に来られるなら、どうかバッファローや草花や鳥の声をくずさないでほしい」

そんな内容です。

文明って、文化って何だろう。ふと思いました。

東京のウミホタル、総工費70億円。大赤字で公共投資の是非を「ムダ金使うな」「いや地元の活性化だ」と有名な議員さんが、やり合っていました。もともと住んでいた魚や水鳥の声、いつも無視。