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■ 池田健一エッセー ■


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■ 作者プロフィール ■

  
      池田健一
   (いけだけんいち)

昭和25年長崎生まれ。大学卒業後、いすゞ系会社の特装車両を手掛け、その後整備士、板金などの職歴を経て、現在長崎でキャンピングカー製作を手掛ける。ウッドを多用したナチュラルな内装を特徴としたフィールドシリーズが評判となる。趣味はスキンダイビング、トランペット、リズム&ブルースなど。文明批評と豊かな詩情を織りまぜた独特のエッセイを自作のホームページに掲載して、アクセスユーザーからの注目を集めている。

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Outdoorエッセー「答えは風の中」 池田健一(カスタムプロ ホワイト)

● vol.017 離島めぐりは異国の旅


ここ何年か、私のオートキャンプはいつも決まった場所、お気に入りの2ヵ所。波の音が聞こえる海辺と、森の中、木立の中の草原。もう何回も、何十回も、家族からは「たまには違う所に行こうよ」と責められながらも、私はそれなりに楽しんでます。

春のそよ風、夏のお陽様、秋の木枯らし、冬の寒風…同じ場所で感じる季節の移り変わり。毎年どこか違っているんです。でも私の周りの人は皆、それは私が無精だから…そう思っているみたいです。このナイーブな性格(?)、なかなか理解してもらえません。

遠い昔、いろんな所へ行きました。オートキャンプのスポットを探してあちこちへ出かけました。でも今、よく思います。地面は同じ。空も同じ。日本、どこへ行っても見る風景はあまり変わらなくなった。ここ数年、急速に道路は整備され、施設も完備され、そして日本全国そこにいる人もなぜか標準化…? たいして変わらない。どこへ行っても同じなんです(無精の言い訳)。

こんな怠惰な私が、今一番行きたい場所。それは海の向こうのパスポートのいらない外国。島国日本にはあるんですよ。お勧めスポット……そう、離島。“プチ・アイランド”です。

フェリーが本土を離れて行きます。対岸はすぐ向こうに見える。だけどなぜか胸がドキドキします。気分はもう異国への旅。島が近づき、フェリーを降りてまさしく上陸。降りた所はもう外国。

信号のない島もあります。スナックもコンビニもない島もあります。でも海も空も驚くほどクリア。見たこともない風景に思えます。そして出会ったことのないタイプの人々にもきっと会えます。

アイランドの住人はなぜかみんなヒューマン。青い空、すんだ空気、そして真っ青な海。そんな中に住む人々の暮らし。そこにはありのままの自然があり、人間が住んでいます。

朝、地平線の向こうからお陽様が昇り、夕方、海の向こうに落ちていく。ゆったりと流れる時間。アイランドに時計はいりません。自然のリズムきっと感じるはずです。

次回のエッセイはアイランドのキャンプレポート。お楽しみに。