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■ 池田健一エッセー ■


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■ 作者プロフィール ■

  
      池田健一
   (いけだけんいち)

昭和25年長崎生まれ。大学卒業後、いすゞ系会社の特装車両を手掛け、その後整備士、板金などの職歴を経て、現在長崎でキャンピングカー製作を手掛ける。ウッドを多用したナチュラルな内装を特徴としたフィールドシリーズが評判となる。趣味はスキンダイビング、トランペット、リズム&ブルースなど。文明批評と豊かな詩情を織りまぜた独特のエッセイを自作のホームページに掲載して、アクセスユーザーからの注目を集めている。

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Outdoorエッセー「答えは風の中」 池田健一(カスタムプロ ホワイト)

● vol.033 Special Sunrise

 暗闇の町はまだ眠っている。
 今、生まれたての若い光たちが、チラチラと顔を出し始める。
 ずっと向こうの、東の地平線から、お陽さまがズンズンと顔を出す。
  
 さあ、新しい日のカーテンの幕引きが始まるぞ!
 
 潮風にきざまれた漁師の手が、ぐいっと船の舵を握り締める。
 町の岬の、たったひとつの港から、小さな独航船の船出が始まります。
 
 人々の暮らしの始まりは、いつも海から……岬から……
 
 そんな風景をただ見るために、海辺の町へ車を走らせます。
 
 毎日の暮らしにふと疲れ、心がブルーになった時、昇る朝日を追いかけに行きませんか?
 
 海辺の町の、あなただけの特別席。
 上映開始は、光たちがチラチラと顔を出し始めた時から……。
 
 一杯のコーヒーを飲みながらお待ちください。
 
 バックグランドミュージックは、心地よい潮風のリズム。
 上演のタイトルは、「Special Sunrise」
 おっと…タイトルはあなたが決めてください。
 
 いらっしゃいませ。
 海辺の岬は、いつでも、夜明け前からスペシャルシートをご用意しております。
 
 上映が終了する頃には、きっと若い光たちや潮騒のリズムが伝えてくれるはずです。
 あなたとの町と、人々のなつかしさを……。