Outdoorエッセー「答えは風の中」 池田健一(カスタムプロ ホワイト)
● vol.033 Special Sunrise
暗闇の町はまだ眠っている。今、生まれたての若い光たちが、チラチラと顔を出し始める。
ずっと向こうの、東の地平線から、お陽さまがズンズンと顔を出す。
さあ、新しい日のカーテンの幕引きが始まるぞ!
潮風にきざまれた漁師の手が、ぐいっと船の舵を握り締める。
町の岬の、たったひとつの港から、小さな独航船の船出が始まります。
人々の暮らしの始まりは、いつも海から……岬から……
そんな風景をただ見るために、海辺の町へ車を走らせます。
毎日の暮らしにふと疲れ、心がブルーになった時、昇る朝日を追いかけに行きませんか?
海辺の町の、あなただけの特別席。
上映開始は、光たちがチラチラと顔を出し始めた時から……。
一杯のコーヒーを飲みながらお待ちください。
バックグランドミュージックは、心地よい潮風のリズム。
上演のタイトルは、「Special Sunrise」
おっと…タイトルはあなたが決めてください。
いらっしゃいませ。
海辺の岬は、いつでも、夜明け前からスペシャルシートをご用意しております。
上映が終了する頃には、きっと若い光たちや潮騒のリズムが伝えてくれるはずです。
あなたとの町と、人々のなつかしさを……。


