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今ある人気キャンプ場がほんとうにキャンピングカーを楽しませているのだろうか? 電源やダンプステーション、フックアップが備わっていれば、それだけでキャンピングカーに対応しているといえるのだろうか? 金子さんの答えはNO!だった。
トイレやシャワー、時には発電機まで搭載したキャンピングカーが本当にその真価を発揮するのは、むしろ何もない大自然のふところなのではなかろうか。
金子さんは、多くのユーザーが電源もダンプもない「道の駅」になぜ泊まりたがるかを分析し、料金的な負担感がないことと出入りの時間制限がないことに着目する。
それならば水道代とトイレ清掃代、そしてセキュリティ保証代という最低限の料金で、「道の駅」的な気楽さを保証するキャンプ場があってもいいのではないか。朝霧RVパークのコンセプトはそこから生まれている。もちろん「道の駅」ではないので、オーニングや椅子・テーブルの設定も自由。暴走族が来る心配もない。それに、なんといっても手つかずの自然が堪能できるところが大きい。
朝6時と夕方6時になると、まるでタイマーをセットしたかのように70匹ほどのカナダ雁がRVパークの上空をかすめていく。雄雌の鳴き声が聞き分けられるくらいの低空飛行だ。誰もが、炊事の手を休めて空を見上げる。ねぐらに帰る彼らの後ろ姿の先には、夕焼けに彩られた雄大な富士のシルエット。そのおおらかなロケーションのように、アバウトで、気楽で、自由で。それでいてお客同士の信頼が高まる不思議なキャンプ場である。(町田)
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