キャンピングカーがこれだけ普及してきたというのに、キャンピングカー専門のメンテナンス工場というのは意外と少ない。もちろん、各販売店ではそれぞれ自社にサービススタッフを抱えているとはいえ、自社ユーザーのメンテだけで精一杯というのが現状で、守備範囲も限られてしまう。例えば国産車メーカー専門店では、輸入車のノウハウを全て持っているとは言いがたいし、自走式を売っている店はトレーラーに関してはいまいち自信がないだろう。
しかし大型輸入モーターホームから国産キャブコン・バンコンまで。さらにトレーラーに関しても「メンテナンスなら何でもお任せ!」という頼りがいのあるショップがある。東京の福生市にあるオートヴァージョンがそれ。
オートヴァージョンの特徴のひとつは、リペアパーツが豊富に用意されているというところだろう。それも新品のみならず、しっかり整備された中古パーツまで準備され、物によっては新品同様の機能を果たすものを格安で供給してくれる場合がある。ジェネレーターやウォーターヒーターなど、新品で買えば高く、修理に出しても高額な修理費を要求されるようなものでも、このオートヴァージョンでは在庫さえあれば、自社でオーバーホールした優良中古を提供してくれる。
とにかく品数の豊富さがこのショップの自慢で、フロント脱着式のオリジナル自転車キャリアを開発したり、清掃が面倒な汚水タンク洗浄器具を用意したり、“物”にこだわるお店であることは、ショップ内に陳列されているパーツ類の内容を見ても分かる。
スタッフはこの道10年のキャリアを誇る杉山工場長以下ベテランぞろい。修理以外にも、メカニックの目で見た信頼性のあるモーターホームに限って、新車や中古車の販売も行っている。営業優先でクルマを薦めるのとは違い、自社に在庫のあるクルマでも、故障の出やすいところ、そのケアのためのノウハウなど正直にアドバイスして売ってくれるので、かえって信頼感が高い。