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第1回 |
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東京都にお住まいの高橋義久さんからご推薦キャンプ場として、栃木県の「キャンプラビット」での宿泊体験レポートがメールで送られてきました。
今回はキャンプラビットさんの同意も得て、その主要部分を紹介いたします。(一部を省略してリライトしています) 私達は、10年ほど前からキャンピングカーを使ってキャンプ場巡りをしている夫婦です。子供が中学校に入った頃まではファミリーキャンプを楽し
んでいましたが、子供が大きくなった今は夫婦とペット1匹で気楽なキャンプを続けています。仕事の合間のウィークデイを利用して、いつも旅行先
から近くのキャンプ場に携帯電話を使って連絡を取り、飛び込みで訪れています。先日、栃木県の那須地方を観光している際、素敵なキャンプ場と出合いました。「キャンプラビット」というオートキャンプ場です。 ウィークデイの飛び込みは、キャンプ場によっては当日の予約客がほかにないときは断られることもありますが、 ここは「ほかに宿泊客がいなくもて喜んでお迎えします」とのこと。さっそく近くのスーパーで簡単な食材を整え、 現地におもむきました。 たどり着くと、涼しげな木立に囲まれた爽やかなキャンプ場で、私達はサイトに入る前から気に入ってしまいました。 電源付きサイトを申し込むと、オーナーがわざわざクルマを誘導してくれて、「今日はほかにお客さんがいらっしゃらないので、 特別にロケーションの良いサイトをご案内しましょう」と、木立の間から広々した牧草地が見渡せる絶好の場所を用意してくれました。 少し時間があったので、管理棟のなかでオーナーといろいろ話す機会がありました。 《デザインコンセプトが明確なサイト造り》 興味深かったのは、オーナーのサイトづくりのコンセプトにまつわる話でした。
彼は、建築デザインの仕事をしながらキャンプ場経営を手掛けられる方らしいのですが、このキャンプ場を造るにあたっては「場内にある木の一本一本に関しても、
すべて建築家の目を通してデザインした」というのです。一見すると自然林をさりげなく切り開いただけのキャンプ場に見えるのですが、
木の間引き方などには独特の配慮があることが分かりました。多少サイトに入りづらいことがあっても、
場内の景観を維持するために必要と思われる木はすべて残したといいます。現に、私達が案内されたキャンピングカーサイトは、入口のところに幹の太い木があり、それを避けるためには少し慎重な運転が要求されました。 しかし、その木があればこそ陽射しも遮られますし、豊かな景観を維持しています。 オーナーが言うには、キャンプ場の快適さには、使った時の快適さと目で見た時の快適さの二つが必要だというのです。 テントを担いで最初にキャンプ場に来たときは、一生懸命見晴らしの良さそうな場所を選び、かつトイレや水場にも近いサイトを選んだつもりで、 汗をかきながらテントを立てる。しかし、いざ一段落して、椅子に腰かけてビールなどを飲み始めたとき、 思ったほど周りのロケーションが良くなかったな…などと気づく。 彼は長いキャンプ歴を通じて、何度もそういう経験を重ねてきたといいます。そこで、「テント立てて、ホッとした時に眺めた風景が快適に感じられるキャンプ場を造ろう」 と思ったそうです。 そのために、サイトを設計する時には、すべてのサイトに椅子を持ち出して座ってみて、「椅子に座るとあの景色が見えないから、 テントスペースをもう少し後ろにずらした方がいい」とか、「この木があるために景観が良くなっているので、この木は切らずに残そう」 などとこだわったそうです。 泊まった日は小雨の降る日でしたが、案内されたサイトに入ってオーニングの下で眺めた景色には、確かに豊かな風情が溢れていました。 音楽も不用。ここのキャンプ場では、カッコーなどの鳥の声がBGMでした。 《人工の光より星の明かりを大切に》 また、このキャンプ場は「夜になったら場内の明かりを最小限に落とすこと」を意図的に追求していました。明かりがあるのはトイレと水場ぐらい。
サイトは真っ暗闇。明るいキャンプ場に慣れた人は、懐中電灯がないとサイトを離れられないことになりますが、オーナーは「人工的な明るさよりも、 星の光を楽しんでほしかった」と説明していました。確かに、ある程度暗い方が、キャンパーはランタンの明かりの豊かさを改めて感じることになるでしょうし、 その明かりを中心に集まった家族の顔を、お互いに大切なものとして眺め合うかもしれません。闇には豊かな闇があるということを伝えようとしていると感じました。 細かいことですが、水場などは濡れると滑りやすいコンクリをわざと避け、水はけのよい砂利にしていますし、トイレの個室も広くゆったりと設計されて快適です。 また、主だったサイトには、直火ができるように、石を敷き詰めてさらにその周りを大きな石で囲った炉をつくっていました。 キャンパーが金属製の焚き火台などを使わずとも自然の焚き火を楽しめるような演出をしているわけです。 お勧めはお風呂です。シンプルな設計の半露天風呂ですが、浴槽の前に広がる庭の雰囲気が絶妙です。植栽と石の配置が目に心地良いように計算されており、 デザインマインドが溢れる空間造形となっています。さすが建築デザインを心得ているオーナーの設計だな…と関心しました。 RVガイドonlineは、いつも楽しみに見ています。また、気に入ったキャンプ場が見つかりましたらレポートします。 【キャンプ場からの一言】 レポートを寄せられたお客様は6月中旬に来られた方で、よく覚えております。過分なご評価を頂き光栄です。 私達のキャンプ場は、お客様の人数に関わりなく楽しめるキャンプ場になっております。グループゾーンとファミリーゾーンに分かれていますので、 仲の良い家族同士が集まってお遊びに来られても満足できますし、少人数のご家族やシニアカップルが静かな時間を過ごせる場所も確保しております。 都会の喧噪を離れ、爽やかな自然とくつろぎの時間をお持ちになりたいお客様は、ぜひご来場ください。(キャンプラビットオーナー倉川保さん) 【データ】 ●住所 栃木県那須郡那須町大字豊原丙4387-1 ●電話 0287-77-2721 ●利用期間 3月20日〜11月30日 ●http://www.camp-rabbit.com ●サイト オートキャンプサイト115区画(65×110m・砂利)AC電源(20A)サイト20区画、キャンピングカー用サイト4区画、トレーラーハウス3台 ●利用料金 オートキャンプサイト6,000円/AC電源サイト8,000円/トレーラーハウス15,000円 ●施設 管理棟/売店(氷、調味料、スナック、雑貨、薪、燃料類他)/自動販売機(ビール、清涼飲料水、タバコ)/コインランドリー/コインシャワー/炊事棟/水洗トイレ/露天風呂(有料・予約制)/水遊び池他 ●禁止事項 花火/カラオケ/発電機 ●ゴミ 分別収集 ●チェックイン 13:00〜17:00 ●チェックアウト 11:00 ●管理者 (株)カントリーリビング ●アクセス 東北自動車道・那須ICより14.7km。白河ICより15km(ともに約30分) |