大の温泉好きが高じて、ついにキャンピングカー購入に踏み切った篠原弘さん。全国の名湯、秘湯を“制覇”しようと張り切ってビークルのラゲージ・スーパーを購入。しかし初のキャンピングカーの旅において突如アクシデントが襲う。“波瀾万丈・奇想天外”な篠原弘さんのキャンピングカーライフを、ご本人のメモをもとに紹介します。
《温泉巡りのためにラゲージを購入》
キャンピングカーを購入しようと思った動機は、毎週ごとに全国の名湯、秘湯に出かけたかったからだ。キャンピングカーなら宿泊代がかからず、動く別荘気分で旅を楽しめそうに思えた。また子供たちが小さいうちに(3歳と1歳)、キャンピングカーを通じて自然の厳しさを学んだり、家族の絆の強さなどを感じて心の財産にしてもらいたかった。(現にキャンピングカーを経験してからは子供たちも水や食料を大切にするようになった)
《アールを生かした家具の美しさに一目惚れ》
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篠原さん納得の内装
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美しいアールの曲線!
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狙いはバスコンだった。その中でもラゲージを選んだのは、内装の仕上げの良さに惹かれたからだ。特にアールを生かした家具の曲線美、木目の美しさは絶妙。室内でただボーッとしているだけでも、家具の美しさに心が癒され、仕事の疲れも消えてしまう。
また、就寝定員7名という広いベッドスペースのため、子供2人を寝かせるときに親が添い寝しても少しも窮屈でなく、随分助かっている。リヤの上下の収納スペースが2段ベッドに早変わりするなど、構造的な工夫にも素晴らしいものがある。
トイレは、当初掃除が面倒なため使わないだろうと思っていたが、すぐになくてはならないものになった。我が家はトイレや水場が確保できない山奥の秘湯などに泊まることが多いので、特に(妻と子供は)トイレに助けられている。
《気分はムーンライトセレナーデ》
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う〜ん!いい感じです…
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オーダーを入れた際に、室内の雰囲気を高めるイルミネーションランプを1ヵ所から2ヵ所に追加してもらった。そのため室内の情緒がより一層高まり、「動くプチペンション」という雰囲気になった。そこでちょっと遊んでみようと思い、クルマのフロントに「プチペンション&レストラン 木風舎」という架空の店の看板を付けた。また毎週「温泉探し」に出かけているので、リヤウインドウ上部には「名湯・名所めぐり定期観光バス」というバスの行き先表示灯を(本物を払い下げてもらい)付けた。
また、ラゲージの雰囲気がグレンミラー楽団の「ムーンライトセレナーデ」のイメージと合っているように思えたので、ポーチライトを満月に見立てて、窓埋めの部分にエアブラシで“満天の星”を施した。
《病院の駐車場で1ヶ月間暮らす》
ラゲージのオーナーになってすぐ福島の温泉へ旅立った。出発の初日、あまりのうれしさに興奮して、最初気づかなかったが、運転中徐々に体調がおかしくなり、やがて走行困難な状態に陥って、那須ICから救急病院へ連絡を取り、そのまま診療に向かった。40度の熱があり、インフルエンザであることが判明。その場で入院させられた。しかもそれがこじれて、入院はその後1ヶ月続いた。
困ったのは妻と子。駐車場のラゲージの中に置き去りにされたまま帰ろうにも帰れず。彼女たちも1ヶ月間ラゲージで生活することになった。さぞや大変と思いきや、家族は意外とルンルン気分。子供たちもいつもと違う生活に大喜び。キャンピングカーの中でせっせと手作り料理をつくり、それを毎日病室まで差し入れに来てくれた。見知らぬ土地での突如の病院生活だったが、家族の愛に支えられ、やがて身体もめきめき快方に向かった。
外泊の許可が下りるようになってからは、駐車場のラゲージで久しぶりの家族との団らん。ラゲージが文字どおり「我が家」のように感じられ、キャンピングカーのありがたさが、とても身に染みた。
(『2000RV&キャンピングカーガイド』ユーザーアンケートより)