ひとくちJournal
● vol.002 RV業界も、今Pキャンの問題点を考え始めている
前回Pキャンのマナーについて、一部のユーザーに苦言を呈した。この話にも関連するような意見交換会が、この7月11日に日本RV協会(JRVA)所属のキャンピングカーメーカー代表と、関東周辺のキャンプ場オーナー代表(計30人弱)の間で行われた。その会合に出席させてもらって、キャンピングカーの宿泊に対して、今キャンピングカーを造る側とそれを受け入れる側がどんな気持ちを抱いているのが非常によく分かり、とても面白かった。
これは日本RV協会の発案により、「キャンピングカーに快適なキャンプ場のスタイルを模索する」という意図のもとに企画されたもの。趣旨は「キャンピングカーユーザーが安全に泊まれる宿泊施設としてキャンプ場の施設や料金体系などにもキャンピングカーに適ったシステムを導入してもらい、キャンピングカー普及の一助を担ってもらう」というところにある。その背景には、にわかに増えつつあるシルバーユーザーに対して、安全で快適な宿泊施設の情報提供が不可欠になってきたと判断したRV協会側の思惑がある。なにしろ、キャンプをしたことがないキャンピングカーユーザーが急激に増えているというのだ。
キャンピングカーというと、「空き地があればどこでも泊まれる」というスタイルが受けて普及してきたところがあった。それがPキャンブームだった。高速道路のSA・PAや幹線道路の道の駅、さらに温泉施設の駐車場などが宿泊地として使われてきた。しかしそれが当たり前にできるユーザーというのは、実は一部のユーザーであって、そういうPキャンスタイルに不安や恐怖を感じる新しいユーザー層がどんどん台頭しているというのである。この報告にはちょっと意外な感じもしたが、考えてみると我々だって一番最初のPキャンには勇気が必要だった。やがてそれに慣れただけだ。だからキャンピングカーをこれから持とうとする人が不安を感じるというのも思い出してみれば分かる。だからそういうユーザーの不安を解消する必要があるとRV協会は考えたのだろう。また、それとは別に、Pキャンに対する世間の風あたりが強くなる前に、そういう風潮が野放しになるのを防ごうという意図もあったろう。とにかくキャンピングカーの供給サイドとしては、キャンピングカーが安心して泊まれる宿泊施設として、もっと「キャンプ場を利用して下さい」という広報を積極的にユーザーに伝えていくという。そのためには、フックアップの問題や電源の問題。さらに料金体系やチェックインの時間帯など、キャンピングカーメーカーとキャンプ場サイドが話し合わなければならないテーマがたくさんある。その端緒として、キャンプ場が現在キャンピングカーをどう受け入れているのか管理人のナマの声を聞いて実状を知りたいというのが、RV協会がその日会合を開いた趣旨である。
で、次回はこの声に対して、キャンプ場側から出た意見というのを紹介したい。

